わたしは幼い頃から、人に頼るのが苦手な子どもであった。
人に自分のことで手を煩わすのが好きではなかったのである。
わたしは一丁前に独立心が強く、自分自身のことは自分でしたかった。
自分でできないことは頼らざるを得なかったが、それも渋々だった。
自分の中では、頼るのが相手に悪いと思う遠慮がどこか抜けないのである。
それは、物心ついた頃から現在に至るまで変わってはいない。
自分自身ができないこと、責任が負えないことはやらない。
それが良いか悪いのかは分からないが、どうしてもそのように考えてしまうのである。
もちろん、その判断が間違っていて、人に迷惑を掛けることは多々あったが、考え方の基本としてはそのようなものであったのだ。
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