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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年5月12日日曜日

追憶 446

わたしは自らの欲求を振り払い、ドラム缶に浮かび上がる女の顔に背を向けた。
鳥のさえずりが聞こえる良い朝である。
わたしは伸びをして、目一杯に空気を吸い込むと歩き出した。

KとHが眠っているのは、ペンションからでも確認することができた。
ペンション横の石段を下りながら、女のことを思い出す。

「昨晩はこの辺りに立っていたなぁ…」

辺りを見回すが、そこに女がいたような形跡はない。
当然のことかもしれない。
わたしはKとHのところに戻り、適当な岩に腰を降ろしてジュースに手を伸ばした。

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