二人の反応はわたしが予測していたものとは程遠いものであった。
わたしは二人がもっと驚いたり、怖がったりするものだと思っていたのである。
二人にはドラム缶の裏の女の顔が、それに見えなかったのだろうか?
考えても分かるものでもないので、それ以上考えるのをやめにした。
わたしは二人の反応が面白くなかったので、この話を早々に切り上げて川原に戻ることにした。
川原に戻る途中で誰かに見られているような感覚があったが、わたしはそれを口外することはなかった。
何となく、それが面倒だったのである。
それから、しばらく休んだ後にわたしたちは荷物をまとめて帰ることに決めた。
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