誰かが手を差し伸べてくれたくらいでは、人の心や人生は変わりはしない。
そんなに簡単なことではない。
それはこの20年間の人生によって十分に理解したつもりだ。
これまでたくさんの人がわたしに対して思いやりの心を以て救済の手を差し伸べてくれたが、わたしは変わることができただろうか?
残念ながら、それは叶わないことであった。
多少は変われたかもしれないが、結局、自分以外の存在は人生の補助的な役割でしかなく、最終的には自分自身で決めなければならないのである。
変わるか?変わらないか?それを決めるのは自分次第なのである。
温かな思いやりの手も、それを掴んで立ち上がらなければ意味がない。
立ち上がったとしても自らの脚で踏ん張り、立ち続ける必要がある。
人は結局は自力なのだと思う。
自立しようとしなければ変われない。
大人になって夢を描くということは、現実と闘いながらそれをするということである。
子どもの頃のように無責任にただ夢を描くことはできない。
どうしても現実が迫り来るのである。
そこで大切なのが自立心であるだろう。
自立心が夢を描かせてくれる。
周囲からの温かな手を無駄にすることなく自立しようとする気持ちが人を自立させ、現実と向き合うだけの日々に終止符を打ち、それ以上先に存在している夢に辿り着くことを可能にするのである。
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