黒い犬がいなくなってというもの、わたしの心はとても軽くなったように思えた。
意識的な感覚は以前にも増して優れてきたような、そんな感覚があった。
それは黒い犬と共に消え去った幼心の存在が大きいのかもしれない。
自らの心の傷を治癒させることはとても重要であることを理解した。
相変わらず、わたしは自らの「深み」と意識的な感覚と意識的な存在(霊)を求めて自らの内に向かっていた。
眠りに就く時には必ず「金縛りになりますように!」という願い事が日課になっていた。
わたしの願いが通じたのか、それから金縛りに会うことが増えた。
わたしはそのことが嬉しかった。
今までには触れることができなかった意識的な世界と、使うことができていなかった意識的な感覚が開けていくようで、そこに喜びを感じずにはいられなかったのである。
わたしはワクワクしていた。
そのワクワクがわたしに素敵な出会いをもたらすことになるとは、この時のわたしには想像もできないことだった。
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