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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2012年6月8日金曜日

追憶 108

原因を理解することができれば、後はそれを解決するために動けば良い。
愛情が足らないのであれば、愛情を補ってやれば良いのである。
それはとても単純な話である。

「お金が足らないなら働けば良い」

これと同じことである。
黒い犬(幼少の心)に足らないのは愛情である。
それを埋める役割は自分自身でしかないであろう。
それは、両親がわたしを愛していなかったという理由ではない。
そんなことは関係ないのである。
自分自身が愛情に気が付くことができなかった。
黒い犬を満たしてやることができなかったということである。
もちろん、幼いわたしにはそのような芸当は不可能であったが、結果がどうであれ、それを自分以外の責任へと転嫁することはできない。
幼い自分も、今の自分も、生まれてから死ぬまで総じて「自分」なのである。
生まれてから死ぬまで、すべてが自分の責任として人生は回っているのである。
幼い頃の責任は親が肩代わりしてくれるが、肩代わりしてくれているだけであって、自分自身に責任が無いかと言えばそうではない。
自分自身の責任は、最後の最後まで自分自身の責任なのである。

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