黒い男のことは、彼には黙っていた。
それは、彼には黒い男の存在を知る必要がなかったからである。
学びとは、それぞれに独自のものである。
わたしが黒い男を体験したからといって、彼にもそれが共通する訳ではない。
彼に黒い男の話をしたところで、そのアプローチの方法では理解し難いのである。
それぞれの理解し易い方法によって学べば良いだろう。
文字が良ければ文章で良い。
数字が良ければ数式で良いのだ。
人生はそれぞれの学びなのである。
それに、彼にとっての必要は、既に光の仕事によって満たしている。
これ以上の情報は必要ないだろう。
わたしは独りで、彼への光の仕事が終わったことを喜んだ。
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