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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年12月21日水曜日

追憶 1563

それから子どもは沈黙した。
わたしは自我意識の反発心と向き合っていた。

”先へ進もう。そこにはきっと新しい発見があり、成長することができるよ”

自我意識は、わたしの欲求を知っている。
それは、詐欺師のように味方を装う。
その手法は巧妙(こうみょう)であり、疑わなければ気が付かない。
詐欺師は詐欺師だと認識されないから詐欺師なのである。
”普通”の人たちには、自我意識という詐欺師の存在にすら気が付かない。
自我意識に誘導されているにもかかわらず、自分で選択していると思い込んでいる。
多くの人が、宣伝や広告に誘導されて、自分には必要のないものや、本当は欲しくないものを購入しているが、それは自我意識の誘導による結果なのだ。
自我意識は本当に必要なものを否定(反発)する。
そして、本当は必要のないものに執着させようとするのである。
わたしが抱えている先へ進みたいという欲求は、本当は必要のない選択であるが、自我意識にとっては必要な選択なのであろう。

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