休憩に満足したわたしは、この後どうするか迷っていた。
	このまま奥へと進むのか?それとも引き返すのか?ということである。
	奥へと続くのは、杉が覆う真っ直ぐな道である。
	少し先で曲がっているために、わたしは好奇心を刺激された。
	日も高いし、予定がある訳でもない。
	このまま帰宅するのも面白くない。
	わたしは道を進むことに決めてバイクに跨(また)がった。
	小さくエンジン音を立てながら、奥へと続く道を正面に置いた。
	心の準備をして走り出そうとした時、少し先の道を塞ぐようにして子どもが立っているのが見えた。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿