不思議に思ったが答えが見付からなかったので、再び走り出そうとした時、エンジンが沈黙した。
わたしはガス欠を疑い、車体を左右に振ってみた。
すると、タンクの中ではガソリンの揺れる音がしている。
念のため、給油口を開いて中を覗いてみた。
多少の燃料は残っているようであったが、ほぼ空の状態であった。
わたしはやっと、リザーブ(予備)タンクの存在を思い出した。
バイクの燃料タンクは、メインタンクとリザーブタンクの二重構造になっている。
メインタンクの燃料が空になったとしても、リザーブタンクの燃料を使って少しだけ走行することができるのだ。
ガス欠のための保険である。
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