このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年12月11日日曜日

追憶 1553

しばらく休んでいると、わたしは自分が山と同化するような感覚を得た。
わたしという生命体が、山という生命体に受け入れられたように感じたのである。
そこでわたしは心の中で山に挨拶をして、今日の目的を伝えた。
すると、バイクで走りたくなったので、目的の桜を探しに向かった。
走り出してすぐに目的の桜並木に到着した。
バイクを停めてエンジンを切ると、再び静寂が訪れた。
淡いピンク色が青空に映えていた。
八分咲き程度の桜の並木は壮大な眺めである。
時折、風が桜の花を揺らす。
それは冬を凌(しの)ぎ、春に咲き誇る生命の喜びを教えてくれているようであった。
わたしは桜の樹を褒(ほ)めて、感謝の気持ちを伝えた。

0 件のコメント:

コメントを投稿