ガソリンスタンドは無人であり、照明すら灯っていない。
	周囲に人の気配はなく、わたしは新たな課題を得た。
	わたしはこの状況から導き出せる最善の選択を思案していた。
	すると、室内の壁に建設会社の名前を見付けたが、その文字を道を挟んだ建物に見付けた。
	どうやら、このガソリンスタンドは、建設会社が運営しているようである。
	そこでわたしは、建設会社に向かったが、日曜日であるために無人であった。
	そこで、隣接している自宅と思われる建物に伺(うかが)った。
	玄関のチャイムを鳴らすと、しばらくして老女が現れた。
	彼女は初めて見るわたしを不思議そうに眺めた後、穏やかに話を聞く姿勢を整えた。
	そこでわたしは挨拶をして、ここに至る経緯を話した。
	事情を汲(く)んでくれた彼女は、快(こころよ)くガソリンを分けてくれた。
	
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