沈黙する子どもを見つめていると、不快感に襲われた。
	
	
	それは、他人から拒否されていると感じる感覚である。
	”帰れ”
	言葉は強くなっていた。
	わたしは子どもに対して、何か不快なことをしたのであろう。
	わたしにはその理由が分からないが、子どもはわたしを拒絶しているということは、子どもが嫌がる何かをしたのであろう。
	わたしは子どもを傷付けてしまったのかも知れない。
	わたしはこれ以上ここにはいられなかった。
	わたしは申し訳なく思い、ヘルメットの中で別れの挨拶をした。
	そして、バイクを反転させて帰路に着いた。
	
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