わたしはぼんやりと川の流れを眺めていた。
聞こえてくるのは自然の音だけである。
わたしは何を眺めていたのであろう?
何を聞いていたのか?
わたしは水の中の気泡を眺めていたが、それを眺めてはいなかった。
あらゆる自然の音を聞いていたが、それを聞いてはいなかったであろう。
わたしは何をしていたのだろうか?
それはわたしにも分からない。
きっと、わたしはそこに有ったのだろう。
わたしは何もしていない。
橋の上にわたしはおらず、そこには誰もいなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿