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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年7月28日火曜日

追憶 1051

ここにいる人達は愛情という大切な視点を失っていたのだ。
老人はそのことに気が付いたが、それは長い苦悩の末に勝ち取った宝物である。
女はどうであろうか?
この中で最も憎しみに近いのが女である。
ここまで来ると、最早自力で立ち戻ることは難しい。
女は恨みの感情に浸かり過ぎているのだ。
例えるならば、首まで地面に埋まっているようなものである。
その状態から自力によって抜け出すことは困難である。
わたしが光の十字架を持たされたのも、女が自力では立ち戻ることができないことを理解しての選択であると推測される。
そうなれば、これからわたしが取るべき行為も見えてくる。
わたしは女に対して、光の十字架を投じるだろう。
そして、女を恨みの感情から引き上げるのである。

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