それが正しい文明の在り方なのかと、わたしは常日頃から疑問に思っているのである。
苦しんでいる人は、そのもどかしい気持ちから怒りを発することは良くあることであるが、自分自身もそうであることを大抵の人が忘れている。
そのため、ネガティブな状態の霊を悪霊などと卑下(ひげ)したり、見当違いに恐るのである。
相手を助けたいと思う気持ちはおかしいのであろうか?
わたしたちは今一度、自分自身に問い掛けなければならないだろう。
暗闇の中を進むと、やがて景色が赤みを帯びてきた。
怒りの感情がわたしの肌に刺さるようである。
わたしは気にせずに進む。
すると、髪を振り乱して狂乱しているような女の後ろ姿に辿り着いた。
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