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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年7月19日日曜日

追憶 1042

どういった経緯でこのような状況に陥ったのかは分からないが、この老人と女との間に生じた問題であるらしい。
女は老人の息子である男性を恨んでいるように見える。
わたしはそこが解せなかった。
疑問を結ぶために、その理由を尋(たず)ねた。
それは、老人が死んだからだと教えてくれた。
女の恨みは始め老人へと向けられていた。
女の恨みが影響しているのかは分からないが、老人は死を以て人生を離れた。
女が老人の息子である男性を呪っているということは、老人の死因に女の恨みは直接的な関係を持たないのかも知れない。
しかし、死後にも女と離れることはできなかった。
それは、女が息子に対して恨みの感情をぶつけ始めたからである。


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