しかしながら、わたしにはそれができなかった。
幼い頃から人に甘えられないのである。
人に甘えることに対して、どこからともなく違和感や罪悪感にも似た感情が沸き起こるのである。
なぜそうなるのかを説明することはできない。
勝手にそうなってしまうのであった。
この性格のおかげで、わたしは人の言うことを聞かない悪ガキになってしまった。
今では、自らの行いを反省して「いい子」になろうとしているが、自分自身の人に甘え、頼ることのできない気質は変えられないような気がしてならない。
高校生だった頃のわたしも、結局は人の言うことを聞くことができなかった。
宗教の人たちは道徳的なとても良いことをわたしに言ってくれたかもしれない。
しかしながら、わたしにはそれが窮屈に思えてならなかったのである。
今になって思うと、わたしは人の言葉ではなく自分自身で失敗し、苦悩する必要があった…
一生そうしていく必要があるのではないかと思っている。
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