総会の間もわたしの心はキャンプに捕われてしまっていた。
どのくらいの人数が集まったのかは分からないが、それを創造するだけでも楽しかった。
また、皆は昼間から川で泳いだり、バーベキューなどをして楽しんでいるはずである。
楽しんでいるであろう様子を思うと、自分の姿がもどかしく感じるのであった。
総会は何事も無くスムーズに終了した。
打ち上げが同町の寿司屋であるということなので、出席者は各自お店に向かった。
寿司屋に到着したのが19時を少し過ぎた頃であった。
夏の19時なので、遠くの空にはまだ微かに青が残っていた。
その青がわたしをキャンプに誘うようであった。
しかしながら、打ち上げには美味しい食事と楽しい会話が待っていることも知っている。
総会の時にはあれ程行きたがっていたキャンプへの気持ちが、打ち上げを前にして少し揺らいでいることに気が付いてはいたが、わたしはキャンプに行くという本来の目的を忘れないように心掛けるのであった。
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