ヘッドライトを頼りにしばらく走ると、開けた場所に出る。
狭い道にキャンプ場の駐車場が合わさるために、道が広くなったと感じるのである。
そこから、100mくらい進むとキャンプ場の管理施設がある。
その周辺の川原や敷地でキャンプを楽しめるようになっているのであった。
真っ暗な駐車場をヘッドライトが照らすと、そこには二台の車が浮き上がった。
その光景に、わたしは心のどこかで安心感を覚えるのを感じた。
それ以外の車は見当たらない。
山側の少し高い場所にもう一カ所駐車場があるが、見たところそこに車が停まっている気配はなかった。
きっと、これがKたちの車であるだろう。
それにしても、車が二台しか停まっていないということは、人数が集まらなかったということだろうか?
まぁ、人数の問題ではない。
大切なのは雰囲気である。
わたしはキャンプ場の入口の看板の前に車を停めた。
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