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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年1月3日木曜日

追憶 317

高校生なってから、中学生の頃にYが保健室登校だったことを周りから聞いた。
わたしはそれを本人に直接確かめることにするのである。
すると、Yはその経緯を気さくに話して聞かせてくれた。
元々はYの気質や精神的なものが原因となっていただろうが、どこからともなく誰もと知れない声が聞こえてくるそうである。
それも、様々な人の声で24時間聞こえ続けるそうである。
その声はとてもネガティブなもので、Yに対して名前を呼び続けたり「死ね」やら「一緒に来い」などと言い続けるらしかった。
Yの部屋からはいつも大音量で音楽が聞こえてきていたが、それはその声を掻き消すためのものであるということをそこで初めて知ったのである。

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