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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年1月4日金曜日

追憶 318

Yは明るく振舞っていたが、その心は衰弱しているような印象を受ける。
やはり、ネガティブで、破滅的な言葉を聞き続けるのであれば、精神的なストレスは尋常ではないのであろう。
そういったこともあってか、中学生だったYは家出をして他県の知人の所に転がり込み、何週間も帰ってこないということもあったようである。
Yの心は荒れていた。
それが、霊の仕業であるとは言えない。
原因は常に自分自身にあり、その原因に対する結果として、霊からの破滅的な干渉や精神的な衰弱などの状況が導き出されるのである。
それが、悪いと言っている訳ではない。
苦しみが悪いことだとは思わない。
風邪を治すために身体は熱を出す。
それは苦しいことであるが、その働きこそが体調の回復へと向かわせるのである。
人は何らかの苦しみの中から活路を見出し、より良い自分や場所を見付けて進んでいくのであろう。

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