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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年1月19日土曜日

追憶 333

後日、予定を確認すると、Kが予定した日は生憎なことに養殖漁業後継者の総会があり、わたしもそれに参加しなければならなかった。
わたしはそれをKに伝えて、キャンプには総会とその打ち上げが済み次第参加することに決めた。
Kはそれを快く了解して、わたしたちは電話を終えた。

キャンプ当日、仕事を終えて帰宅したわたしは、総会に参加するためと、その後のキャンプに参加するための準備を始めた。
キャンプの準備といっても別に大層なものではない。
キャンプ場が山頂の河原にあるため、真夏であるにしても寒いことを見越して防寒着を用意するだけなのだが、わたしにとってはそれがとても楽しく、そして重要なものであったのである。
当時、わたしはトヨタのハイラックスサーフという車に乗っていた。
防寒着を助手席に投げ入れて運転席に乗り込む。
エンジンをかけて時計を確認する。
総会には十分過ぎるほどの時間があった。
しかしながら、わたしはそんなことは気にせずに車を走らせた。
わたしはキャンプが楽しみでワクワクしていることに気が付いていた。
気分が高揚して浮き足立っているために、時間を目一杯に使うことができないのであろう。

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