宗教が悪いとは思わない。
それが心の支えとなり、豊かな時間を得ている人もいるであろう。
ただ、わたしには個人的に合わなかっただけである。
何と言うか、わたしにはそこにいる人たちが宗教に依存している姿が少し異様に見えてしまったのだ。
熱心なのは良いことであるが、熱心過ぎるというか…
自分の経験から派生した自然的な考えではなく、その宗教の教えをそのまま自分の考えにしてしまうような…
個を殺してしまう全体主義的な考えがあるような気がしてならなかったのである。
わたしは自分自身という存在を殺したくはなかった。
こんな自分自身でも、自然体が良い、自分自身の考えが良いと叫ぶのであった。
苦しいことがあっても、それを自分の力で乗り越えていくことが重要だと、どこかで思っている自分がいる。
わたしは不器用な生き方しかできない。
何かや誰かに頼れば簡単であるし、物事はうまく進むであろう。
そして、わたしの心もこんなに歪むこともなかったはずである。
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