猪が石垣を崩すのは、自然の成り行きである。
放置された畑よりも、山である方が豊かであるだろう。
人が自分の都合で見なければ理解することが出来るはずである。
人は、人間以外の生命に支えられて生きている。
人間だけが利益を得ようと考えれば、人間以外の生命が損失を得るだろう。
もとより、わたし達は自然環境から土地を借りているに過ぎない。
借りている土地を、自分のものだと居直(いなお)っているのだ。
その傲慢(ごうまん)な態度が、愚かさであることに気が付かないのである。
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