争いの無い島に争いが持ち込まれたのである。
宗教観は、純粋な人の心に善悪を植え付けてしまう。
本来の宗教観とは真逆なのだが、今日の宗教は世界を善悪に分断することによって、集団を維持しているのである。
善の世界に住みながら、悪の世界を否定する。
世の中には、特定の宗教観とは異なる価値観の方が多いために、必然的に宗教の主張する善というものは小さな世界観になってしまうのだ。
袈裟(けさ)を身に付け、経を唱え、寺に籠(こ)もり、戒律(かいりつ)に縛られて生きている人が、どのくらいの割合でいるだろうか?
そのような価値観に従わない人の方が多いのは、それが最善の道ではないと判断した人が多いということなのである。
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