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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年10月17日水曜日

追憶 2201

青虫は、成長して蝶になり、羽ばたいて大空に飛び立つことによって初めて、世界の広さを知る。
青虫が生きているのは、自分にとっては巨大ではあるが、世界にとっては小さな植物の枝の先の、更に小さな葉の上なのである。
枝を離れなければ、世界の広さを知ることは出来ない。
羽を持ち、大空に羽ばたいて初めて、青虫は世界の広さを知るのである。
青虫として足元の葉を貪(むさぼ)っている間は、世界の広さを知ることもなければ、自分が取るに足らない小さな存在であることも知ることは無いだろう。



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