わたしは、住職を哀れに思う。
それは、彼が井の中の蛙(かわず)に思えるからだ。
小さな世界で威張(いば)り散らしても、空しいだけなのである。
井の中で傲慢(ごうまん)に生きるよりも、大海(たいかい)で謙虚に生きる方が、人格としては優れているだろう。
人は人格を高めるために生きていると思うのである。
そのためには、“無知の知”を知ることが求められるのだ。
自分が何かを知っていると思い込み、傲慢に陥(おちい)るのであれば、それ以上の成長は見込めないのである。
残念ながら、住職はそのような状態に陥っているだろう。
年齢を考えると、彼が謙虚さを身に付け、これ以上に人格を高めることは難しいだろう。
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