猪が石垣を崩すのは、住職にとっては一つの失敗であり、変化であるだろう。
駐車場に車を止められるのも同じことである。
どちらも、住職にとっては気分の悪いことであり、受け入れ難いことなのである。
そのために、駐車場にバリケードを張り、みかん畑に向かってラジオを四六時中聞かせ続けているのである。
住職にとって、それ等を受け入れることは現状を否定し、変化を受け入れることなのだ。
住職は変化を嫌っている。
自分自身の欲に従って、失敗することも、気分を害することもない、安全な場所にいたいのである。
気持ちは分からなくもないが、それでは世界が狭まってしまうだろう。
つまりは、成長を否定することなのである。
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