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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年3月7日水曜日

追憶 1977

老女は、目の前の現実に対して悲観的に生きている。
家族に先立たれ、一人暮らしであり、年老いて、身体も言うことを聞かない。
彼女にとって、それは苦しい現実なのである。
酷な言い方かも知れないが、その状況は自らの導いた結果である。
しかしながら、それは、最善である。
老女は、そのような状況から、大切な何かを学ばなければならないのだ。
そのような状況でなければ学ぶことが出来ないのである。
それは、自分自身を学ぶためであるだろう。
そのために、目の前の現実を通じて自分自身の弱さを見せ付けられるのだ。
老女が向き合わなければならないのは、目の前の問題ではなく、自分自身の弱さなのである。




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