多くの人は、苦悩が消滅することを成長であると考えているだろう。
そのために、苦悩から逃れようとするのである。
残念ながら、人生において苦悩は避けられない。
ゴータマであれ、イエスであれ、ある種の苦悩を抱えていたのである。
彼等のような素晴らしい人格者でも苦悩を抱えて生きなければならないのが、この世界の理(ことわり)である。
小学生の抱えている苦悩と、社会人の抱えている苦悩は異なる。
人は、苦悩と共に生まれ、苦悩と共に死に到達しなければならないのである。
老若男女、すべての人が苦悩を抱えていることは理解することが出来るだろう。
わたし達に出来ることは、苦悩のレベルを高めていくことだけであろう。
苦悩のレベルを高めていくためには、苦悩に向き合い、ただ常識に従うことをやめ、誤解を手放し、偏見の支配から抜け出さなければならないのである。
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