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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年5月31日水曜日

追憶 1697

医者は病人を必要とし、消防士は火事を必要とし、宗教家は信者を必要とし、政治家は社会問題を必要としているのである。
矛盾が生じる時、例えば、医学が病気を作るという状態を得るのである。
霊能者と呼ばれる人たちや宗教家は、悪霊を仕立てる。
それが善意であっても同じことである。
その人の状態は、因果の仕組みによって導かれた自分を知るために相応しい最善であるにもかかわらず、それを不幸と呼んで、更にはそれを他者である霊的な存在のせいにするのである。
名前や時期や方角や物の配置などで自分の状態が決まるという、余りにお粗末な見解もあるのだ。
医者は病気を、霊能者や宗教家は不幸を作ることによって繁盛するだろう。
他者の幸福のために働いている人が半数はいると信じたいが、社会を構成しているのは矛盾に満ちた人間である。
それが、集団を作れば、仕事や生活や立場を失う恐怖に駆られて、利権のために働くようになるだろう。


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