その日、わたしは体調不良に陥っていた。
吐き気が続いていたのである。
身体は鉛(なまり)のように重たく、それに比例するように気分は沈んでいた。
わたしにも気分の浮き沈みはある。
わたしも未熟な存在なのだ。
気分の浮き沈みによって見える景色は異なる。
それは、新たな視点を学ぶ機会となるのだ。
そのため、気分が浮き沈みすることを悪くは思わない。
寧ろ、それは良いことであると思える。
例え、どのような気分であろうとも、わたしはいつもの生活を続ける。
その日も、吐き気と重たい気分と身体を引き摺(ず)りながら、一日の仕事を終えたところであった。
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