光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年5月29日月曜日
追憶 1695
光の十字架は、暗くなった森を照らした。
わたしは光の十字架を掴むと、それを黒い煙のようなものに投じた。
すると、黒い煙のようなものは苦しむような印象を残して沈黙し、光の粒となった。
それは、森に漂う霧のようで美しかった。
その時、これがわたしの中の弱さであることに気が付いた。
それは、人間としての歪みである。
黒い煙のようなものは、わたしに内在する誤解の姿である。
わたしは様々なものに対して無知であり、それ故に誤解を所有しているのである。
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