光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年5月16日火曜日
追憶 1682
初夏のことである。
陽は傾いていたが、未だに遠くの山の上に浮いていた。
わたしは重たい心と身体を放り投げるようにして椅子に沈めた。
指で瞼(まぶた)を抑えると、疲労しているのだと実感した。
わたしはその姿勢のままでしばらく瞼を抑えていた。
すると、瞼の裏側に声が聞こえた気がした。
それは、音声であっただろうか?
それとも、映像であったか?
それは、刹那(せつな)の出来事であったが、どこからか何かが伝わったような気がしたのである。
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