光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年5月20日土曜日
追憶 1686
わたしを呼んだのは、この老人ではないのか?
それにしては無関心であり、暖かさも感じられない。
どちらかと言えば冷たく、嫌悪感すら覚えそうになるのであった。
わたしを呼んだのは別の何かに違いない。
そう思うと、身体の重さが増したような気がした。
重たい身体を引き摺(ず)りながらバイクに戻り、エンジンに火を入れて彼を見ても、やはりわたしには何の興味も抱いてはいないようである。
わたしは彼にこの先に立ち入ることを断ってからバイクを走らせた。
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