光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年1月27日金曜日
追憶 1600
まとわりつく生暖かさは、わたしに吐き気を覚えさせた。
それと同時に瞼(まぶた)が開かれ、強制的に瞑想が解けた。
わたしは友の叫びを聞いた。
それは絞り出すような声であった。
急いで向かわなければならない。
わたしは急いでバイクへと戻り、友を目指して走り出した。
桜並木は緑色に衣を変えている。
木漏れ日が美しいはずだが、今のわたしには届かなかった。
集落を抜け、わたしは山道の橋に辿り着いた。
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