以前に誰かがこの場所で何かを信仰していたのであろう。
	それは狐か、山の神様であろか?
	その社は自然に溶け込んでおり、何の違和感も感じない。
	寧(むし)ろ、自然美と人工美が上手く融合しているように思えた。
	この社は山道の子どもと関わりがあるのだろうか?
	あの子どもは狐だったのか?
	山の神様だったのであろうか?
	答えは見付からなかった。
	見渡しても誰もいなかった。
	近くには、畑の名残りである苔生(こけむ)して崩れ掛けた石垣があるだけで、目立つものは何も無い。
	何の変哲もないただの森である。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿