現代において、山の頂上までもが杉林として利用されている。
それが悪いとは思わない。
それは、その時代においては、その方法が最善であると先人達が判断したからである。
今でも、山に対する畏敬の念を以て山と向き合っている人達もいるだろう。
もちろん、昔であっても山に対して畏敬の念を持たない人達は大勢いたに違いない。
わたしが言いたいのは、人間の生活と自然環境が共存出来る地点をもう一度考えてみる必要があるということなのである。
これは、わたしの携わっている海にも言えることだ。
いや、寧(むし)ろ、海の方が自然環境との乖離(かいり)は甚(はなは)だしいものであるだろう。
経済活動を弱めようと提案しているのではない。
経済活動の形や、人間の生き方や人生観というものを問い直す必要もあると思うのである。
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