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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年9月7日水曜日

追憶 1458

しかしながら、今回取り除かれた歪んだ感情は、全体の一部である。
もしくは、一段階であったように思える。
なぜなら、次に沸き起こった感情とは、”Nを見返してやろう”という意欲だったからである。
感情の形は変わったものの、Nに対する感情が消えた訳ではなかった。
しかしながら、ネガティブな意味で見返してやろうなどとは考えていない。
より成長し、立派な男になった姿を見せたいと考えていたのである。
わたしの中での立派な男とは、より良い仕事をし、可能性を途絶えさせない男のことであった。
わたしはより良い仕事をし、可能性に向き合い続ける生き方をしようと心掛けた。
そのためには、今やっていることをより良いものにしなければならない。
思考や生活を精錬(せいれん)し、仕事を研磨(けんま)しなければならなかった。
わたしは自分のやるべきことに対して、出来る限りの力で向き合った。
Nに使っていた時間や労力が無くなった分、それを惜しみ無く注ぎ込んだ。
気が付けば、わたしは仕事漬けの毎日を送っていた。

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