次の日、わたしたちは再び電話で話をした。
わたしの弱さと肉体は最後まで抵抗を続け、わたしは強い葛藤(かっとう)と闘わなければならなかった。
わたしはNを手放さなければならない。
それがNにとっての最善であろうが、弱さと肉体が簡単には許さなかった。
わたしは冷静であり、自分自身を客観視もしていた。
冷静というよりは、冷めていたのかもしれない。
それは、自分自身の中の弱さと肉体のくだらなさにである。
本当?のわたしは、弱さと肉体のパフォーマンスに呆れていた。
涙さえ流す始末である。
別に格好付けて自分を正当化しているのではない。
もしも、格好付けているのであれば、こんなことは書く必要がないからである。
わたしは自分自身に冷めていた。
しかしながら、わたしは自分自身の弱さと肉体を説得しなければならなかった。
弱さと肉体は、わたしの側面である。
それを否定し、争うのであれば、次に同じ問題を引き起こすことは明らかであったからだ。
そのため、弱さと肉体を説得するのに、わたしは多くの時間と労力を必要としたのである。
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