わたしが彼女に振られたのは、この条件のほとんどを満たしてはいなかったからであろう。
彼女にとって、わたしは魅力がなかったのである。
条件を満たしていれば、印象はいくらかは変わっていたのではないかと思える。
この世界は現実的であることを忘れてはならないだろう。
多くの人は夢が実現しないと考えているか、願えば叶うなどと考えている。
神社仏閣に人が群がる光景を見れば、彼等が如何(いか)に神仏を頼りにしているのかが分かるだろう。
神仏に助けを求める人であっても、懸命に努力している人はいるだろう。
しかしながら、神仏に求めるのであれば、やはり詰めが甘いのである。
人間は、自らの条件を整えることに専念する必要があるのだ。
神仏に求める時間を努力に費やす方が現実的である。
しかしながら、神仏を否定しているのではない。
わたしは天使や仏に会い、共に仕事をする仲である。
しかしながら、わたしは一度も神仏に求めたことはない。
それは、必要なことは既に行ってくれているからである。
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