疲労が溜まり、心も肉体も鉛のように重たかった。
心も身体も大いに消耗しているようである。
わたしは体力と精神力の回復のために、少しばかり目を閉じて静寂を探し、その中で心穏やかに過ごした。
体力と精神力が少しだけ回復したのを感じると静寂の中から抜け出し、Mさんの背中に向かってMさんの心の中で見たことや理解したことを話して聞かせた。
わたしには具体的なことは分からなかったが、わたしの経験に対してMさんは静かに頷き続けるのだった。
きっと、何か思い当たる節があって、その理解と反省と対策を思案していたのだろう。
わたしには分からないことがたくさんあり、現時点においては推測が先行してしまう。
しかしながら、今はそれで良いのではないかと思うのである。
それ以上のことはできないし、そのような手段も知らないからである。
それに、わたしが変な価値観を付属するよりは、Mさんが自分自身で考える方が有益であるような気もするのである。
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