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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年11月21日木曜日

追憶 439

これまでは、自分自身の中に静寂を探していた。
そして、その次は母親やMさんといった特定の他人の中にそれを探した。
自分自身の中に静寂を探すのは大変なことであったが、特定の他人の中に静寂を探すことに比べるなら大したことではない。
そして、わたしは多数の他人の中に静寂を探すことに比べるなら、特定の他人の中に静寂を探すことは大したことではないと実感するのであった。
人間が増えれば、その人数に比例して作業は複雑化する。
それは、どのようなことであっても同じであろう。
一つの受信機によって三つの電波を受信しなければならない。
しかも、その中から一つの電波に限定する必要がある。
一つの電波に限定することができても、他の二つの電波を打ち消すことなどできないであろう。
わたしはまるで意識の乱気流の中にいるような気分であった。

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