わたしが破滅的な意識を取り除くことによって、その人が幸福を感じ、それを持続していくのかどうかは分からないが、人が幸福を求める存在であるなら、その目的に至るために思い付く可能性はすべて試してみなければならないと思うのである。
わたしには知らないこと、分からないことが多過ぎる。
20年以上生きてきて、わたしが知り得たものは何も無いに等しかった。
わたしは今更ながら、何も知らないことにショックを受けるのであった。
しかしながら、それと同時にもっと知りたいという願望の芽生えがあったことも事実である。
自分自身が何も知らないという事実を得たことによって、その歪(ひずみ)や不足を補おうとする心の働きが芽生えていた。
これは、人が成長したいという生物の根源的、本能的な欲望による感情であるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿