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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年3月31日日曜日

追憶 404

わたしは背中に当たる石の硬さに対して、ベッドがどれほど快適であったのかを改めて思い知らされた。
当たり前に家があり、蛇口を捻(ひね)ればいつでも安全な水が手に入り、ガスコンロを捻れば火を使える。
トイレで安心して用を足せ、温かく柔らかな布団と枕でぐっすりと眠ることができる。
日常において心配することは何一つとしてないのである。
それがわたしたちの当たり前である。
日常生活から離れる度に、わたしはいつも自らのおかれた状況に感謝するのであった。
不足が充足を教えてくれる。
多くの人は不足を嫌うが、充足を知るためにそれは大切なものなのではないかと思うのである。

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