高校生だったわたしは幼く未熟であった。
少なくとも、自らの感情をコントロールすることはできていなかった。
一つの些細なきっかけによって、わたしは友人のことが嫌いになってしまった。
それは、わたしの質問に対して、いつまで経っても友人がその返答をしなかったことに腹を立てたのであった。
彼はわたしが何度聞いても、それに対して何も答えてくれなかった。
わたしは彼に無視されたことが気に食わなかったのである。
初めは小さな戸惑いであったに違いない。
しかしながら、何度聞いても返答がなければ、次第に怒りの感情が込み上げてくるものである。
わたしは友人のことが嫌いになった。
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