暗闇の中に一筋の光が見える。
闇を切り裂くようにして現れた光は、夜空に比べれば小さなものではあるけれど、力強くそこに自らを主張していた。
この光はわたしが(無意識に)描いた希望の光である。
それはやがて黄金の杭となり、わたしはそれを掴んだ。
黄金の杭は女に対する希望の光になるだろう。
大天使ミカエルの力で導かれる黄金の杭は、闇を光へと導くはずである。
光の杭は女の中に存在している怒りの感情や苦しみ、そして、その原因となっている心の闇を打ち砕いてくれるはずである。
結界を乗り越えようと騒ぐ女に対し、わたしは意識を集中させた。
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