このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年3月27日水曜日

追憶 400

男の目的が何なのかは分からない。
あまりにも常識離れしている行動からは意図が見えてこないものである。
男は川上と川下を何度も往復しているだけであった。
ただ、それだけである。
男は何も訴えてはこなかった。
女のように感情を剥き出しにして迫って来るのならば、何かしらの対応もすることができるが、男は独りの世界を楽しんでいるようにも思える。
わたしたちは男を放っておくことにした。
男はずっと走り続けていたが、わたしたちはその話題に触れないようにした。

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