このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年3月26日火曜日

追憶 399

途切れ途切れに続く会話の中で、わたしは川の流れが気になっていた。
なぜ、川の流れが気になるのかは分からないが、自然と川に目がいくのである。
それでも、気にしないようにしていると、Kが口を開いた。

「なぁ、さっきから川を走ってる奴がいるぞ…」

それは、あまりにも突拍子もない言葉だったが、的を得たものであった。

「マジで?そういうのはやめてくれ!」

わたしとKを覗いた唯一の男子であるHが怖がってそう言った。

「やっぱりな。何かあると思ったんだよ!」

わたしがKの言葉に自らの感覚を納得すると、脳裏に黒い男が川を走ってる姿が浮かんできた。
それは、勝手な想像なのかもしれないが、見えたのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿